【学習能力の高い子が無意識にできていること】”聞く”力を育てるのはとても大切!

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英語教室のレッスンで、小学生や少しレベルアップしたレッスンをしていると特に感じることですが、「聞く」「聞いて理解する」ことは本当に大切です。短期的に器用に、いわゆるセンスでもって能力を発揮する子もいるかもしれませんが、長期スパンで考えると「落ち着いて・真面目に・人の言うことを聞ける子」の能力が一番伸びます。ちょっと身近なものから遠ざかり、抽象的になったり、「難しそうだな」と思うととたんに聞くのをやめてしまう子が割といます。本当は難しくないので、聞けば理解できるのですが、聞かないのでレッスンを有効活用できません。もちろん「聞かせる工夫」というのが、教える側にも必要ではあるのですが、同じ環境でも、聞ける子と聞けない子がいます。よく思い浮かぶような「授業を聞かずに寝てる子」は、まぁ論外ですが、英語レッスンの場合、レッスンそのものには積極的なのですが、こちらの話を聞かずに自分の考えで突っ走る子がいます。方や落ち着いて聞ける子は、いったん聞いたことを理解してから積極的に取り組むため、一歩ずつ階段を登れるのです。

受験シーズンです。ロザン宇治原さんがおっしゃっていたことです。勉強で成果を出す方法をよく聞かれるけれど、一番効果的なのは学校の授業を聞くこと、と答えると、聞いた側は「求めていた答えはそれじゃない」といった反応をするそうです。要するに、目の前の試験で高得点が取れる勉強法っていうのは、何か・・・、宇治原さん曰く、「学校の授業で先生の言うことをよく聞く以外ない」んですね。私たちは、学習塾や書籍などで、学校+αで効果が出る方法があるように感じるのですが、効果があるとしたら、大前提として「学校の授業をしっかりきっかり聞いて理解している」パターンなのかもしれません。そうでなければ、+αになりませんから。

では、どうやって「聞ける子」になるんでしょうか?ある程度生まれつきの気質なのでしょうか?私自身「どうやったらなるかな」と考えたとき、やはり周りの環境は大事かな、と。周り(=まぁたいていの場合は親ですね、要は。)が、何でも興味をもって、普段からしっかり聞くような人、そんな人に囲まれて育てば、自然と真似して「聞ける子」になるかと思うんです。どうでしょうか、この考え。

しかし、こういう考えを思いついて、おそらくこの考えは正しいと自分では思っていますが、子育て中というのは聞き流し作業、聞きながら作業が非常に多いですね。世のお父さん・お母さん、一緒に少しずつ頑張りましょう!聞ける子は、学習して成長していきます。