個人の価値を高めて生きていくということ

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2020年は新型コロナウイルスの流行という想像していなかった出来事に大きく振り回された年でした。2021年、年が明けてもなお、この新型のウイルスは収束することなく私たちの生活に大きな影響を与えています。そんなこともあり、また、そんなこと以外での時代の変化もあり、2021年が明けて強く思うのは、「個人の価値を高める」ことこそ、良く生きていくことにつながるということです。

コロナ禍で、先日「大学入学共通テスト」が施行されました。去年までのセンター試験に代わる試験で、国公立大学および一部私立大学への進学を考える受験生が共通で受ける試験、そして制度が変わって第1回目の実施でした。これまでのように知識のみを問う偏った学力から、思考力・判断力・コミュニケーション能力など、総合的な頭の良さが求められる時代へと変化しているのだと感じています。

インフルエンサーと呼ばれる主にインターネットをうまく利用して私たちに大きな影響を与えている人たち、テレビの世界で活躍する芸能人なども、個人で活動している人が増え、結局は「価値を持った人」は食べていける(あるいは、お金を持った生活ができる)、そして愛されて生きていけるのだなぁと思います。例えば、技術を持っていて、その技術を必要とする世の中であれば、その人の価値は高くなります。その人が務めていた会社を辞めようが、価値のある人は稼いでいけます。何か特別な技術というのは、その人の価値を高める一つの要素です。大雑把に言うと、価値が高い人はたくさんお金を稼げ、いくらでも代わりの利くような価値しかない人は、あまりお金を稼げないどころか、AIに仕事を取られてしまうという現実が待っているのかもしれません。

子どもたちが学校で勉強すること、友達や先生との関わりの中で学ぶこと、習い事や趣味に取り組むこと、興味のあることに熱中すること、といったようなことは、「個」の価値を上げるために必要なことのように思います。例えば、テストで高得点を取るとか、学校の勉強がよくできるといったことについては、やはりその子の価値を高めている点ではあります。でも、地域で一番の学校に行くとか、学業成績がよいということに、昔ほどの価値はないです。

子育てをする上で、「価値を上げること」に意識を向け、子どもが大きく成長できるようにそばで見守りたいと思いつつ、私自身も一個人として、yonとしての価値を上げていきたい!いこう!と決意した2021年のお正月でした。(すでに1月も終盤・・・スピード感がなさすぎる。)yonだから書ける記事を書き、ほかの教室ではなくyonの教室だから子どもを通わせた、子どもが通いたいと思っている、という「応援してくれる人」を増やしていければ幸いですし、そういう行動をしていく次第です。